平城京考

第一次朝堂院のところを、整備するそうです。



復元された大極殿から朱雀門まで、ひろーい幅の道をつけるんだと。



生活するための道(通勤通学路)はあるし、近鉄電車は横切っているけど、基本「草原」。いや、史跡。


恐らくこの背景には、遷都1300年祭のアンケートに多数あったんだろう。
「草がボーボーで歩きにくい」

そして只今、工事中につき、立ち入り禁止中!


片や、道をつくった方が往時がよみがえりやすい、といい、

片や、何も無い方が当時の事がよくわかる、といい。


どちらも間違ってはいない。


造営当初は、草ボーボーの草原じゃないしね。
でも、1300年の歳月を経て、今の姿があるんだし。

個人的な意見としては。

道は作らなくていい。作ったところで、観光客が劇的に増えることはありえないもの。
なぜなら、「何もないから」。

日差しを遮る木々があるわけでなし、若草山を借景とした庭園があるわけでなし。有名な寺院があるわけでなし、カリスマ武将がお出迎えしてくれるわけでなし。


だけどね、現実問題として。

あの広さの除草作業は大変だ。でも除草作業があるから、憩いの場として使うことが出来る。それには費用がかかる・・・。


桜はあるけど、秋にも絵になる写真が撮れるようにするとか。ススキが生えているから、曽爾高原みたくススキで埋めてみる、とか。

で、守るための募金付きな物をつくる。吉野の桜を守る募金、のように。平城京のススキや、藤原京のコスモスを守るための募金。守るためにはお金がいる。これが現実。

草も抜かなければ、遺跡は守れないし、憩いの場にはならない、それが現実なのだから。


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