おのおの方

討ち入りでござる。(ドンドン←陣太鼓・・・のつもり)

本日は、赤穂浪士四十七士が吉良邸に討ち入った日でござる。

これは、赤穂の塩。当時も、主要な産業の一つであった。


元はというと、前年に赤穂藩浅野内匠頭高家筆頭吉良上野介に、江戸城内で切りつけ、結果浅野家はお家断絶、一方の吉良家にはおとがめなし、という裁量が下された。いきなりお家断絶となってしまった浅野家家臣たちの、さまざまな葛藤、世間からの目。それらを乗り越え1年後、元家老大石内蔵助を筆頭とした四十七人の浪人たちは、吉良上野介を討ち、みごと主君の仇を討つのである〜。ドンドン。


とまあ、12月ともなるとテレビや映画では「忠臣蔵」ネタが必ず放映される。今回も、映画が公開されてますな。私が子供の頃は、この「忠臣蔵」は視聴率が必ず稼げるというテッパンネタと言われていた。良い子は見てはいけないと言われていた「8時だよ!全員集合!」でも、「殿中でござる」と言いながら、長袴の裾を踏んずけたり、「討ち入りでござる」といいながら、塀が高くてよじ登れなかったり、というコントがあったっけ。

そこを笑うには、元ネタを知ってなきゃ笑えない。例えば「おのれ、思い知ったか」と言って、切りつける相手が吉良じゃなかったら、笑いながら突っ込まなきゃいかんし。そもそも、ドラマなんかで放送される「忠臣蔵」の元になった「仮名手本忠臣蔵」も、ありゃ痛烈な体制批判を織り込んだ「作り物」だ。


日本は、元ネタありきの文化だ。いかに多くの元ネタを知っているか。そこが重要かも、と、歴史が好きだと思っている(勝手にね 笑)オバチャンは、遅まきながら思っている次第。