おかえり「はやぶさ」〜帰還カプセル特別公開

三連休です。関西地区はとてもよいお天気ですが、皆さまいろんなところへ行っておられることでしょう。祭もいろいろとあるだろうし・・・。

私はというと、お分かりかとは思いますが、この3日間はお仕事。そんな、ちょっとブルーな金曜日(前日)ですね、家人からこんなメールが入りました。
阿倍野近鉄で、はやぶさを展示してるって」
なーにー!!
だって、今、調べているんでしょ。何か早合点しているのかもしれない、お家に帰って確認すると
「NHKでもやってたし、ちちんぷいぷい(関西地区の情報番組)でもやってたよ。」
なんと今回、2010年6月13日、日本中を歓喜の渦に巻き込んで戻ってきた「はやぶさ」のエンジニアリングモデル、搭載電子機器、インスツルメントモジュール、パラシュートを展示しているとのこと。西日本初だそうです。

あー、行かなくっちゃ。しかも、むっちゃ仕事帰りに行ける範囲だし!(^^)!がぜん、やる気が出てきた←単純なヤツ。

同じくこの連休にお仕事の面々と「見に行こう!」ということになった。JAXAで働けるならなんでもする!という、ばばちゃんと私の「はやぶさ」にかぎりない思い入れがある2人と、とりあえず話のタネに見たい!という「はやぶさ」と「イトカワ」がごちゃごちゃになっている、なかもっちをはじめとする4人の計6人で、さっそく整理券を頂いて、いそいそと阿倍野近鉄9階アート館へ。入口で、只今大阪市立科学館で上映中の「HAYABUSA」のさわり(予告みたいなもん)を50インチ(多分)のプラズマテレビで放映していた。時間にして数分のものである。「さあ、はやぶさ。なつかしい地球へ帰ろう」てな、ナレーションの後に流れる、次から次へと起こるトラブル。もう一回いいますが、さわりである、ほんの数分であるが、もうあかん。涙腺がゆるみ涙ぐむ、ばばちゃん&私。それを、奇異なまなざしで見る他4名。

前述の帰還カプセル一式(パネルも含む)を「立ち止まらないでください」との案内にしたがい、見学。もちろん、撮影禁止でござる。等身大(!)の「はやぶさ」のパネルが壁に貼られ、厳重にケースに入れられた実物たちが並ぶ。「あれ(エンジニアリングモデル)が、はやぶさ?」「へそ、って書いてある。なにが、へそなの?」という4人組に、「もー、わかってないなー(-"-)」と、大阪市立科学館の職員さんの目の前でアツク語る、身の程知らずな行動をとる2人。一周したところで、科学館の職員の方の御説明が。エンジニアリングモデルは、実際に「イトカワ」に行ったものとまったく同じもの。トラブルがあったときに、手元にあると対処できるから、だそうです。驚いたことに、展示している搭載電子機器は、パラシュートでカプセルと一緒に還ってきたものだが、なんと今でも電池で動くそうです!スゴイ!!

はやぶさ」ラストショット。何回見ても、泣ける。

展示室を出ると、「はやぶさ」のラストショットやら、各地で写された「はやぶさ」の最後(涙)やらのパネルが貼ってあり、もちろんグッズも色々と販売してありました。
その中でも、私がとても感銘を受けたパネルがありました。このお言葉をぜひご紹介したい。

はやぶさ」の帰還と展示品に、感激して涙ぐんでいるオバチャン二人組のそばで、お子ちゃまたちが、瞬きもせずに見入っていました。この子たちの中から、未来の科学者が生まれるかもしれません。日本は、まだまだ捨てたもんじゃないゾ。
21日(火)まで。実物を見れば、何か感じることがあるかもしれない。

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