傘が壊れた(T_T)

会社に行こうと玄関で日傘を差そうとしたところ、スムーズに傘が開いてくれない。三段に折りたたむタイプのもので、ここ数日、スムーズな開閉とはいえない状況であったことは確かであった。「どこか引っかかっているのかも」と思い、思い切り力を込めたところ、ポキリという軽い音とともに傘のホネが折れちゃいました(゜o゜)
「えぇー、今かよー」時間もあまりなかったので、そのまま約1キロ。燦々と降り注ぐ太陽光線を浴びて、出勤と相成りました。ぐすん。会社帰りに百貨店で無事に日傘をgetし、明日からの日差しには対応できることと相成りましたが。

今年は残暑が厳しいので、未だ夏物を売っているんだね。お陰で助かったけど。だって例年なら百貨店であれば、秋物商品が並んでいよう日にちだよ。暑い時には暑く、寒い時には寒く、が景気がよくなる一つのポイントらしいが、この残暑はいかがなものか。うーむ。

で、この日傘、今はUVカットだけでなく遮光性のある生地というのも選ぶにあたって重要なんだとか。なるほどー。それに、今じゃ男性もお使いになられているとか。この強烈な日差しを遮るには、有効な手段の一つなのかもしれない。

でも、昔は男女の関係なく傘は差していたんだよね。傘がさせるというのは、どちらかといえば貴賎の差でもあったのだ。今の大河ドラマ龍馬伝」の舞台である土佐藩は、上士と下士の区別が非常に厳しい藩だったのだが、傘が差せる、差せないといったことも含まれていた。武市半平太は、その上士と下士の間である白札という身分だったのだが、白札は当主は傘を差せるが、家族は差せないという決まりがあったようだ。(上士は家族も差せる)
司馬先生の「城塞」という小説の中で、豊臣秀頼の行列を見送る徳川頼宣と頼房に傘が差しかけられていたのだが、これを見とがめた加藤清正が「無礼である」といってその傘を仕舞わせるというシーンがあった。身分の高い人を見送るのに、傘の内からというのは失礼にあたる、というのがこのお話の根底にあって、徳川側からすると「こちらの方が上」だから傘を差してもよい、という判断になっている。豊臣側からすると「あちらの方が下」になるから、「無礼」になるのだ。この騒動で、(小説内では)徳川側からは「事が起これば、加藤清正は大阪方につくのでは」という懸念が確実視される、という運びになっていくのだ。

もちろん、現代ではそんなことも言われないし、むしろ「夜目、遠目、傘の内」な〜んていってね・・・、ってそんな事も言わなくなったか(笑)
ツライのう(-_-;)
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