都会or田舎？〜今週のお題から
今まで何回か引っ越しをしてきた。気がつけば、だんだんと都会から離れていっているような気がする。歩いて行ける距離に、スーパーや駅や病院がある。かつて、住んでいた大阪の北摂はそんなところだった。だから、車なんて必要なかったし、免許を取りたいなどと思ったこともなかった。道路は、縦横無尽に走り、駅に行けば電車は数分おきにやってくる。
今住んでいる所は違う。大型店は、すべて国道沿いに移転か新規開店。車は生活必需品。町のお医者さんはあるものの、総合病院は広い県内のあちらこちらに点在し、縦に長い県の割に、電車は横にしか通っていないし、縦に走る道路は国道１本だけ。すれ違うのがやっとの道路が、県道になっている不便さと、県内を移動する時間の方が、県外へ移動する時間よりかかってしまう、この不思議。
でも、多分あのまま便利な都会に住んでいたら、見えなかったことがある。物事には、都会の尺度と、田舎の尺度があるということ。そして、そのどちらも是でもなければ非でもないということ。
都会か田舎か？私は田舎だ。少々不便でも、人間は生きていける。
