桜in大和郡山城址

城跡の桜です。


この時期は、毎朝出勤時間を早くして寄り道しております。
線路がすぐそばを通っているので、この景色は電車からもよく見える(はず)

中はどーなっとるかといいますと

天守台。黄色い大きなお数珠は、数珠くり法要のためのもの。昭和36年、この天守台をはじめ石垣の中に多数の石仏、墓石が埋め込まれているのを知った観光協会の会長さんが、石仏や城に有縁の諸霊を慰めることが、大和郡山市の発展につながると考えられて、自ら先頭に立たれて天守台を取り巻く数珠くり法要を始められたとのこと。お城まつりの主行事の一つとなっております。

なんで、石垣に石仏なぞが埋め込まれているのか?奈良県は他の地域とは違い、良質の石材に乏しいところ。そのため、墓石や石塔を徴発、家ごとに20荷(1荷とは、天秤の両端に掛けてひとりが持てる量)の五郎太石の提供を義務づけたんだとか。「さかさ地蔵」はその象徴ともいえる。

ということで、この時期は天守台には登れないのだ。


柳沢神社の境内(ちょっと小高くなっている)でボケーっとしていると、「お城ってどこ?」というお声が・・・。「お城ないんですよ、ここ、正確にはお城跡なんです」と説明する。「はー、そうなんですか、お城って聞いたから・・・」そう、奈良っ子は大和郡山城と言うからね。他府県の方が聞いたら、お城があるのかと思うよねー。

ということで、その方がお城だと間違えた向櫓を。昭和62年に復元された建物ですが。雰囲気はあると思いますよ(地元贔屓ですかね 笑)

最後になりましたが、「日本の桜百選」に選ばれています郡山城跡の桜を守るため、行かれた方は「桜寄金箱」に寄付をよろしくお願いしますm(__)m

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