ウィンタースポーツ〜今週のお題

先に書いたんで少々重複するんだけど、私の場合ウィンタースポーツと言えば、スキーのジャンプ競技である。

初めて見たのは、レークプラシッドだったか。(トシがばれますな)

単純といえば単純。高いジャンプ台の上から飛び降りて飛んだ距離を計るという競技。スキー競技の場合、屋外だから風だの雪だのという自然現象の影響をモロに受けちゃうということがある。

かつては日の丸飛行隊と言われ、お家芸とも言われたが、今回の五輪でもメダルゼロ。

なぜか?理由は色々あろう。

長野以降にルールが改正されたこと。
引力と重力の関係があるから、体重は軽いほうがいい。小柄な日本人には有利な部分があったのだが、W杯で勝ちまくったからか、体重は軽いが身長も低い日本人には勝ち目がないようなルールに変えられた。

世代交代が上手くいかなかったこと。
長野の時から言われ続けていたことなのだが、リレハンメル、長野、ソルトレークとメンバーがほぼ同じであった。ある選手に、おんぶに抱っこ、という時期もあったし。これは個人に問題があるのではなく、協会の強化策の失敗であろう。
やっと今回、20代の選手が本戦に出ていたので、ようやく交代が出来つつあるのかな?といった感がある。
(個人的には、岡部選手には頑張っていただきたかったという、矛盾した気持ちもあったけど。)

経済の悪化。
ウィンタースポーツは、お金がかかる。遠征費用だけでン千万と言われている。特にスキー競技の場合、雪を求めて、北欧北米を転戦しなくてはいけない。ジュニアの発掘、養成も、地域の方々にゆだねられている。葛西選手、岡部選手など、北海道の町のジャンプチームからスタートしている。選手強化も企業にすべておまかせ。
かつて雪印の企業としての問題が起こった時、懸念されていたことは、北海道経済への影響はもちろんだが、競技大会へのスポンサーがいなくなり、競技すらできないんじゃないか、というものであった。

だから、国の支援が必要なんだよね。

「一番じゃないとダメなんですか?二番じゃいけない理由は?」
なーんてことを言って、スポーツ振興のための費用やら科学技術の費用やらをバッサリ切っておられた方がいらっしゃったが、そもそも競争社会において初めから二番目を目指すヤツがどこにいる。

科学技術もそうだが、スポーツだってすぐに結果がでるわけじゃない。それにかけるお金を無駄だというなら、何が無駄じゃないんだろう??

選手と同じだけの数の役員ってどうよ。無駄ってそういうことじゃないのかな?