古代への旅〜その1

ある資格を取得するよう、職場から勧められていて、先日その試験が無事終了。周りから、ヘンなプレッシャーをかけられていたこともあり、外出を自粛していた。結果はまだだけど、終わったらこっちのもん。
で、以前から行きたかった所へ行ってきました!

そこは、橿原考古学研究所付属博物館!

せんだって、桜井茶臼山古墳で大量の鏡が発見されたが、その鏡が速報展という形で展示されている。(今月末まで)

展示品は、銅鏡片78面分、ガラス製管玉、碧玉製管玉、石室石材等。
実際見る鏡片は小さいものは、1cmくらい、大きいものでも、10cmあるかないか。発掘土をふるいにかけて、調査回収できたそうで、あの「是」の文字のある三角縁正始元年陳是作同向式神獣鏡は、小さいうえに、薄い!よく、残っていてくれたと思わず、感謝、感謝。


ちなみに、いただいた資料がこれ↓

常設展示室は、奈良県下で発掘されたものを3つのブースに分けて展示、それぞれにガイドの方がおられます。その方のご説明を聞きながら見ると、ほんとよくわかります。
第1展示室は旧石器、縄文、弥生まで。東北地方特有の土器が奈良で出土。でも、そんなことで驚いていては、いかんようで。奄美大島やら、和歌山やら、今の私たちが想像する以上に、昔の方はアクティブだったよう。
「人が動いて自分たちの作り方で作ったのか、人と土器が一緒になって動いたか。どうなんだろうね」
とのこと。

第2展示室は古墳から飛鳥まで。これまた、昨年の大発見の一つ、纏向遺跡の土器やら県内各地の古墳の埴輪やらが展示。纏向遺跡の土器は、山陰、吉備、北陸、駿河地方から来ていたようで、中央政権があったという証拠になるのではとのことであった
邪馬台国畿内説の根拠の一つでもある。

ここには、箸墓古墳の土器が数点展示されておるが、台風で被害が出た時に偶然発見されたものとか。
そう、箸墓古墳は陵墓のため、絶対立ち入り禁止!

「入ったら?」
「間違いなく警察官が来る(笑)」

説明の方もかなりアツク語ってくだすった。
茶臼山でもあれだけ、出てきたんだよ。箸墓クラスになるとエライことになると思うんだけど」

「神聖な眠りをさまたげてはならない」by宮内省
らしいんだけど、桜井のあの一帯はこれだけいろんな発見があるんだから、一考を多いに望みたいところ。

その2につづく。
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