坂の上の雲・国家鳴動感想

タイトル通り、まさしく国家が鳴動した回だったんですが。

相変わらず、香川照之さんの演技がすばらしい。何がって、正岡子規にしか見えないんですよ!陸羯南もいい味出してました。子規の保護者のような役目をなさる方ですが、あったかい視線が物語ってましたね。

好古、真之の周りの人物も、主要どころが先週あたりから、ボチボチ出始めてきております。まぁ教科書に載ってる方々ですね、伊藤博文とか山形有朋とか陸奥宗光とか東郷平八郎とか。

役者さん、制作側、この作品にかける熱い思いは十分に伝わってくるし、気合いの入り具合もわかりますし、すばらしい作品であることは間違いないとは思うんですが。先週あたりから、少々違和感がありまして。

このドラマって、今放送しなくちゃダメだったんですかね?(今年を含めて3年)

言っときますが、原作至上主義ではありません。司馬先生のファンですが、原作のとおりしろ!とは思っちゃいないんです。わかっているんだけど

なんか、かなり駆け足な感じが否めないんですよ。好古、真之兄弟が軍人さんだし、時代背景も、日本が列強に追いつけ追い越せとしてた時なんで、原作のように深くやっちゃうと、色々と支障が出るんでしょうが。

でも、かなり詰め込みすぎかな?と思うんですわ。時間が不足してるというか。そこにいきなりいっちゃうの?みたいな。大河ドラマとして一挙放送という方法はなかったんかな?

1年もたないのであれば、半年でも。お金かかってるし、いい出来!だから、はやく放送したかったんかもしれないのだけど。


来週もありますから、もう少し内容も掘り下がってくるんでしょう、きっと。今回、陸軍、海軍の上層部のメンバーが顔みせっぽい登場だったんで(特に児玉源太郎の扱いが)、ちょっとグチっぽくなりました。

来週に期待!