おとなの遠足〜法隆寺

柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺  正岡子規

秋の斑鳩路と言えば、遠足。今日も元気なお子ちゃま達と、だーいぶ前にお子ちゃまだった人も一緒に、日本初の世界遺産法隆寺へ。

広い、そして国宝だらけの境内を、バスガイドさんの話を無視して走りまくるお子ちゃまたちと、彼らに押されまくるボランティアガイドさんと巡る”かつて”お子ちゃまだった人たち。

チミたち、わかるかい??ここはね・・・。


聖徳太子のゆかりの、飛鳥時代を代表するお寺なんだよー!←ザックリすぎる 汗。


あの頃は気がつかなかったけれど、釈迦三尊像も、百済観音も、伽藍の配置も、法隆寺は見れば見るほど、やっぱり「エキゾチック・ジャパーン♪」

最近、薬師寺とか唐招提寺とか、ほんの少し時代が下ったころのお寺や仏像ばかり見ていたからだろうけど、法隆寺はそれらの寺とは違う「大陸から直接やって来た集団」たちが「自分たちのやり方」を100%発揮した所だったんだろう。そして、それは当時の人々から見ると、「最先端」な技術の集まりだったに違いない。

この子たちくらいの頃に、国語の教科書で読んだ「法隆寺薬師寺の違い」に関する評論文(そんな授業があった)をかすかに思い出していた。あの頃、もっとしっかり読んでいれば、ここでもう少し”こまし”なことを書けたであろうに・・・涙。


駆け足で、本当に駆け足で巡っているお子ちゃまたち(この日は、3校きていた)、今日の法隆寺は少しだけでも心に残っただろうか。「暑かった」だけじゃ、ちょっとカナシイ気がする・・・。