海の日・山の日・川の日

7月第3月曜日は、「海の日」という祝日です。祝日とか関係のない職場なもんで「世間様は3連休、よろしいなぁ」で、いつも終わります。えぇ、今年もしっかりお仕事でございましたよ。

ところで、奈良県ではこの日は「山の日・川の日」ということになっております。なぜなら、
「海に面していない奈良県では、山と川が身近な自然であり、歴史と文化の源。山と川の重要性や魅力について理解を深め、奈良県の美しい山と川を次世代に残すことを目指して、国民の祝日”海の日”である7月第3月曜日を”奈良県山の日、川の日”としました。」ということなのです。ちなみに、条例として定められています。


今年も、「大和川の源流を探そう」とか「くらしと川のかかわり」という文化講座とか、色々楽しそうなイベントが盛りだくさんであったようです。いいお天気(暑いくらい!)だったので、みなさん楽しめたんじゃないでしょうか。

別に海に面していないからといって、わざわざ「海の日」を「山の日・川の日」に変えなくてもいいんじゃない?と思うのだけれど、近畿2府4県の中でも、比較的おとなしい(?)奈良県が「ウチとこ、山と川しかありまへんから」と自己主張するのも、珍しいような気もします。でも、他の海に面していない県はどうなんでしょうかね?気になるなぁー。

「山の日・川の日」ということなので、昨今の集中豪雨による被害について、色々と考えてみました。今年も甚大な被害が各地で出ていますが、それについての解決策を政府として考えておられるのか、そのことが見えてきません。突発的に起こる予想をはるかに超えた集中豪雨、それだけが原因なのでしょうか?温暖化も原因の一つではあるでしょうが、山が荒れていることによる保水力の低下、上流に造られたダム、河川の護岸工事、山々を縫うように走る立派な道路・・・。今から、被害が起きた原因を突き止めないと、秋の長雨の時にまた同じようなことになりかねない、そう思います。そして、この事は、国民の生命や財産を守ることにつながるので、国家レベルで考えなければならないことではないでしょうか。

どうも、昨今の国会議員と呼ばれる皆さま方は、ご自分を維新の志士や戦国大名に例えるのがお好きなようですが、戦国大名たちは自国の治水事業について、真剣に考え、実行していたと思うのですが。いかがでしょう。

大好きな山や川が、いつまでも後世に残りますように。
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