常照皇寺〜桜狂想曲2010ごりょんさんの巻

桜に取りつかれて、京都市内より周山街道を走ること約1時間半。常照皇寺(山国御陵)にやってきた。

常照皇寺は正式名称「大雄名山万寿常照皇寺」といい、南北朝時代北朝光厳法皇が草庵を結んだのが始まり。その光厳法皇の菩提を弔うため(光厳法皇の御陵がある)臨済宗天竜寺派のお寺に改めた。だから、バス停も「山国御陵前」だし、ここ出身のウチの母は「ごりょんさん」と呼んでいる。「ごりょんさんの桜は、きれいやで」

バス停まえ、参道の桜がお出迎え

そして、これが光厳上皇お手植えの桜、九重桜。国の天然記念物に指定されている。

その向こうに御所から株分けされた左近の桜。そして、御車返しの桜(一重と八重が一枝に咲く)があるが、残念ながら御車返しの桜は「つぼみ堅し」でござった。「(九重桜とは)一緒には無理なのよ」by元地元民のウチの母

お寺とはいえ、もともと草庵だからか、建物の構造が離宮っぽい。
方丈から見たらこんな感じ。

ゆったりとした時間が流れ、座りこんでボケーっと眺めておりました。
すると「ここでご飯食べたら、おいしいだろうね」との声が。あの・・・、気持ちはわかるけどねー、ここ天皇家ゆかりのお寺だからねー、菊の御紋がそこらじゅうにあったでしょー、だめなんだよー!!

いつまでも、ボケーっとしているわけにはいかん。ぐるっと一周し、昨日の写真の山門前のしだれ桜を見ながら、檀家さんたちの出されている桟敷にてちょっと休憩を。
うーん、なんていい眺め(^^)vなの。

そしてもう少し、周山おっとどっこい旅はつづくのだ・・・

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