旅の終わりに〜法華山一乗寺

人ごみの姫路城を後に(未練たっぷり)、バスにて26番札所一乗寺に向かう。
ご存じでしょうけど、宮本武蔵でおなじみの一乗寺ではござらぬよ(ありゃ京都だ)念のため。

法華山一乗寺天台宗のお寺。聖観世音菩薩を御本尊とし、日本でも十指に入る古塔である国宝三重塔は平安末期に建立された藤原様式の秀作である。

圓教寺といい、今回天台宗のお寺にご縁があった。でもね、ここ、何が驚くって、山門がないのよ。←たいがい山門はある。

バス停からすぐの石碑が目印。すぐ近くの寺務所にて拝観料を納める。と、道のど真ん中の日向に猫が!!あわてる参拝者に、まーったく動じる気配のない猫。目なんかつぶっちゃって気持ちよさそう。「すみませんなー」といって、よけて本堂までの階段を上る。

途中に、見えますのが、国宝三重塔。

思いっきりかぶっているのが、桜の木。おそらく今頃は、満開なんでしょうね、きっと。
金堂にて、いつものごとく参拝し、朱印を頂戴し、奥の院、賽の河原まで足を運ぶ。同じ天台宗のお寺ではあるけど、圓教寺とはまた違った、静かな空気のながれるところで、ゆったりとした気分になる。

一乗寺の前から出る最終のバスに乗り込み(これに乗らなければふもとまで歩きです)、姫路駅へと向かう。お天気にも恵まれ、充実した巡礼の旅を終えることができたことに感謝!です。


が、このまま、すんなり終わることはない。
姫路駅の窓口にて帰りの切符を購入するが、先刻まで新幹線の切符の手配をしていた窓口のおにーさん、「郡山まで」と告げると「どこの?」「?・・・奈良」「あー」←福島県にも郡山という駅がある。あたしゃ、「やまとこおりやま」と言わなくちゃアカンかったのだ。

お土産には、かねてより狙っておった「いかなごくぎ煮」を購入。メールにて、家人に「いかなご買った」とお知らせ。家に帰ると、テーブルの上にお醤油とザラメ糖がドドーンとのっかっている。嬉々としてお土産を出す私に向かい「生のいかなごじゃないん?」どうも、自身でくぎ煮を炊く気マンマンだった模様。あのー、早朝に行って帰ってくるわけじゃなし、無理でしょーとはこちらの言い分だったようで。しばらくイヤミたっぷりにザラメ糖が置いてありました。


そんなこんなで、巡礼の旅播州編は無事に終了。まだまだ、巡礼の旅は続くのだ!さぁ、次はどこにすっべ?近江?それとも、手つかずの紀州?そうそう丹後も行かなくっちゃ。・・・先は長いぞー!!

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